ゲーム実況で収入を得た場合、確定申告で税金を払う必要がある?
現在、動画を公開して収入を得ているユーチューバーなど、動画投稿を行う人が非常に増えています。特に、ゲーム実況に関しては人気が高いコンテンツで、中にはゲーム実況が副業になっているという方も少なくないようです。
そうなってくると、気になるのが税金関連です。ゲーム実況によって得た収入は、確定申告する必要があるのでしょうか?
今回は、ゲーム実況と確定申告について調べてみました。
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ゲーム実況で確定申告が必要になるケース
まず、基本的に広告収入であっても他の収入(ネット番組出演など)であっても、年間20万円以上の収入が発生した場合には必ず確定申告を行ない税金を納める必要が出てきます。
これはゲーム実況だけ限らず、他の動画投稿での収入や、株やFX、在宅ワークなども同様です。基本的には、本業以外の収入がある場合には確定申告が必要になると考えておくと良いでしょう。
確定申告を行わなくて済むのは年間の収入が20万円以下の場合のみですが、この場合でも確定申告を行うと税金が還付される場合もあるので、20万以下でも確定申告をしてみることをオススメします。
ゲーム実況にも経費として認められるものがたくさんある
ゲーム実況を行う場合には、ゲーム機を購入したり、実況を行うためのパソコンや周辺機材を購入したり、様々な準備が必要です。さらに、インターネットに接続するための回線料金・プロバイダ料金も毎月必要になってきます。
つまり、ゲーム実況といえども初期投資にはそれなりの費用がかかっており、これらはすべて「ゲーム実況のための経費」として収入から差し引くことが出来るのです。
ゲーム実況に必要なものにはゲーム機やパソコンなど高価なものが多いので、これらを経費として上手く使うことでゲーム実況の収入はかなり削減することが出来ます。
もちろん、購入した際の領収書は必ず保管しておかなくてはいけません。また、実際にはゲーム実況に使っていないものまで経費で落とそうとすると、嘘がバレた時には厳しく罰せられるので注意しましょう。
経費を差し引いて収入が20万円以下になった場合は?
仮に、ゲーム実況で年間40万円の収入があり、経費としてゲーム機や機材の購入代が30万円かかっていたとしたら、年収は10万円ということになります。結果的に年間20万円以下の収入になるので、確定申告は必要ないと感じてしまうかもしれません。
しかし、この場合はもともと年間の収入が40万円だったので、確定申告が必要です。
あくまで確定申告を行った結果の収入が10万円で、その金額をもとに税金が計算されるといったイメージです。
副業としてゲーム実況を行っている場合の注意点
本業が別にあり、副業としてゲーム実況を行い副収入を得ている場合、確定申告を行わないでおくとどうなるのでしょうか。
この場合、副収入が20万円以下であれば何の問題も生じませんが、20万円を超える収入をゲーム実況で得ている場合には、税務署から会社に調査が入る可能性もあります。そうなれば当然、会社に副業がバレてしまいます。
副業禁止の会社であれば本業を失う可能性も出てきますので、20万円以上の副収入を得ている場合には、必ず確定申告を行いましょう。確定申告をしたからといって100%会社にバレないという保証はありませんが、黙っておく方がよっぽどバレるリスクが高いということです。
また、確定申告を行う場合には会社の源泉徴収票が必要となりますので、必ず事前に準備してから確定申告を行いましょう。
まとめ
ゲーム実況にかかわらず、年間20万円以上の収入が発生している場合には必ず確定申告を行う必要があります。
確定申告といっても、副業レベルの収入であればさほど難しいものではありません。今はe-taxなどを使って自宅からも申告することが出来るので、以外と簡単に出来ると思います。
税金を納めることは国民の義務です。また、状況によっては支払いすぎた税金が還付される場合もありますので、きちんと確定申告して税金を納めるようにしましょう。